Opened:59/3/7
First visited:04/3/9（Bw-D）
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Access&Parking　★★★
	最寄り駅の山陽電鉄・手柄駅からは西へ徒歩10分程度。時間に余裕があったのと、折角の機会だから街並みも眺望したいと思った俺は、姫路城から徒歩で向かったが、所要時間は約１時間。姫路駅からも約45分（買物に費やした10分は各自で引いて計算汁）を要した。球場到着する直前には靴擦れが発生したもんな。ま、素人は姫路駅から山陽電鉄を使えってこった。駐車場は球場北駐車場が203台、もしそこであぶれても、手柄山中央公園全体で1000台収容のキャパを持つので、虎絡みのカード以外なら自動車来場もおそらくモウマンタイ。料金1日200円は、出庫の際に「こちとら、慈善事業してるんじゃないんでね」なんてクレイジーケンバンドのリーダーみたいなイカついお兄ちゃんに凄まれるんじゃねえかって逆に(((((ﾟДﾟ)))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙな超法外な低価格。
Location　★★★
	姫路と聞いて、真田裕貴（姫路工出身）とハシゲ長谷川（東洋大姫路出身）の名前が真っ先に浮べる俺はキティーで、偽前田健を連想させたらハロプロヲタ認定、一般的には国宝・姫路城だろうな。ロンブー淳じゃあるまいし、城なんぞ全く興味なくて、野球観戦だけじゃ勿体ないから、おまけコーナー的に訪れた俺を釘付けにする壮厳で優雅な佇まいにポカーン( ゜Д゜) ですよ、ピースな愛のバイブスでポジティブな意味で。復元じゃなく、400年前の形を留めて現存してるんだからね。世界遺産の威光で外国人観光客が多く、白鷺城をファインダーに収める彼等と、保母さんに連れられた地元の幼稚園児のコントラストがマターリとした空気を醸造していた。駅を基準にすると、姫路城は北側、姫路球場は郊外の南東部、小高い丘に広がる手柄山中央公園の一角に位置する。公園内には県立武道館（川端賢樹の世界戦のハコには相応しいと思ったが・・・）に陸上競技場、中央体育館、市民プールのスポーツ施設に、水族館、植物園、手柄山遊園、回転展望台、平和資料館があり、超こじんまりとしたアミューズメントスポットになってる模様。
Shoping　★★
	道すがらマックで食料を調達して行ったから、現地では飲食物を購入しなかったけども、売店では缶ビール（350円）、ペットボトル（150円）、カップヌードル、パン、ポッキー、コアラのマーチ、アイス、ガムのお菓子類、おつまみといった小腹満たし系は販売されていたけども、お弁当のような腹を八分目まで膨れさせてくれる代物はなかった気がする。ソフトドリンクはコンビニに負けず劣らない豊富な品揃え（コーラ、ポカリ、アクエリアス、DAKARA、爽健美茶、オロナミンCなど）。商売っ気を一切出さない割烹着に身を包んだ売店のおばちゃんが、近所の駄菓子屋的を雰囲気を演出していて、一服の清涼剤。今になって思えば、慎ましながらも売り上げに貢献すべきだったとプチ後悔。手柄駅から球場までの道中にはコンビニは見当たらず。俺の知る限り、市役所前の交差点にローソンが1件、そこから球場までの直線道路沿いにファミマが1件あった。このファミマが手柄駅周辺で最も近いコンビニだと思われ。姫路駅を経由するなら、姫路での食料確保をお薦め。
Mood　★★★
	上記のローソン姫路市役所前店でペットボトル買った時、店長風のおっちゃんに「球場までどれくらいですか？」と尋ねたら、「今日、阪神戦あるんか？」との返答。15分程のところで、姫路では数少ない職業野球が開催されるのに、まったく知れ渡ってないとは・・・。「野球＝虎」は関西の現実なのね。それにしても普通、職業野球が開催される球場は、遠くからもオーラを発散してるもの、ところがこの球場は場内を覗き込める場所まで近づいても、気配が一切感じられなくて、「この場に及んで日にちをしくじったか」と素でテンぱったくらい静まり返る有様。普通、駅から球場の間ではメガホン等の応援クッズを手にするファソを少しは見掛けるもんなのに、それどころか球場に向かってる人すら誰もいねえし、マジで。観客は壮年率が高く、さながらWINSや競輪場的な場末感。といっても、口汚い野次を飛ばすオサーンはおらず、試合に没頭するディープな野球ヲタが多いように見受けられた。一方、外野の芝生席にはここでも保母さんに連れられた幼稚園児が登場、いっせーのーせいで外野を守る選手に声援を送る微笑ましい光景にはつい口許が緩む。だが同じ兵庫県内だというのに、マリンスタジアムのナイトゲームと大して変わらない青波信者の数には涙を誘われた。
Personality　★★★
	職業野球ヲタ兼ボクキチの俺的に見逃せないのが1塁スタンド下の姫路ボクシングジム。姫路市内の日本プロボクシング協会加盟ジムは姫路木下以外に知らないので、聞き馴染みはなかったが、それもそのはずでアマ専門ジム。女、子供はすっこんでろと言わんばかりの拳闘道場と称した方がピンと来るリアル丹下ジム的風情。はい、確かに「あしたのジョー」は、ちばテレビの再放送でちょこっとかじった程度の知識しかありませんが何か？俺の網膜フィルタースイッチをセピアモードに変換させ、あたかも未知なる昭和40年代のノスタルジックな世界にタイムスリップさせてくれたかのような錯覚に陥らせる建物のうらびれた感。この日の観客数は3000人、1軍の試合でこんなミクロワールドを体験したのは初めてだった。
Hospitality　★★
	91〜95年まで青波が主催試合を行なうなど、NPB公式戦13試合開催実績を誇るが、設備面で快適な観戦環境が保障されていないこの球場で、今後OP戦以上の試合が組まれることはおそらくないだろうけど、こと見易さに関しては申し分はない。ネット裏に陣取った俺は、フィールドとの距離が近さに、試合に入り込める球場だと感じた。バックネット裏は二層構造で、2階席からは俯瞰で楽しめる。いやに気になったのは、内野スタンドに奥行きがないため、場外ファールが乱発していた点。地方球場のデフォといっても、球威に押された打球がちょうど2階席の切れ目付近に飛んで、3球連発なんぞ当たり前。合計でゆうに20球以上は飛んでいたな。ナイター設備はなく、スコアボードは磁器反転式。球速表示機能も装備されてるらしいが、故障中だか何だか知らないけど、この日は表示されなかった。使えるんだったら、稼動させれ。試合前練習中のBGMにB'Zの最新アルバム「BIG　MACHINE」を流していたのに免じて許しちゃうけど。
Cleanness　★
	♪You need hero♪盗んだバイクで校舎内を走り出し、鉄パイプを振り回して窓ガラスをジャンジャンバリバリ割ってるスクールウォーズのオープニング映像を彷彿とさせるDQN校的雰囲気に絶句。日本中を探せば上には上は存在するかもしれねえけど、少なくても俺の経験上、類を見ない汚さ。遊びで来たけど、ショック死したら労災と認可汁と理不尽要求を突きつけたくなること山の如し。生半可な気持ちで行ったら、心が折られるゾー！ここに比べりゃ市民球場なんて蒙古斑が薄っすら見えてきそうな気になるね。薄暗い通路の地面には土埃が目立ち、おまけに水溜まりは放置プレー、と不衛生のトリプルプレー。考えただけで夜寝れなくなりそうだったから、トイレチェックにも行けなかった。気にしない人はしないだろうし、観客席で座ってる分には関係ないかもしれねえけど、おいら（「モー娘。」矢口より借用）みたいな精神的モヤシっ子には堪えます。

（04.7.6記）