東京ベイN.Kホール

Access&Parking　★★★☆☆
	JECインターナショナルが招聘したジョージ・フォアマンのWBU世界ヘビー級王座防衛戦（VSクロフォード・グリムスリー）を観戦に行った96年11月の時点では、現在のBAYSIDE　STATIONの場所に無料開放されていた駐車場も、今じゃすっかりシェラトン・グランデ・トーキョーベイの隣に追いやられ、しかも有料化する始末。料金もTDRことねずみ屋敷に追随して1回2000円。商業主義素敵やん☆(ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｧ。複数人数で行くTDRだとその値段に何の疑問も覚えず、1人格闘技観戦になった途端に「ボッてんじゃねえよ」と妙に殺伐モードと化すアタシは、カブトムシ・・・orz。とある婦女子と初デートした大学時代、今は亡き愛車チェイサーTRD（享年4歳）の駐車場所を忘れる大失態を犯して、おもくそテンパった自爆恥辱プレーの経験を持つ程に、広大なTDRの駐車場が存在する以上、駐車に苦悩させられる心配は100%ナッシング。近隣ホテルの駐車場は、4時間くらい停めたら、結局は大差ないと思うよ。ちなみにNKの駐車場は、レシートじゃなくて、ちゃんとした領収書を渡してくれる。 公共交通機関の最寄り駅はJR京葉線・舞浜駅。TDRの敷地内を周回するディズニーリゾートライン（モノレール）にリゾートゲート・ステーションから乗車して、ベイサイド・ステーションで下車、もしくは東京ベイシティバスの利用が便利。少しでも交通費を節約したけりゃ、TDRの駐車場内をベイサイド・ステーションの方角に突っ切って行きませふ。地下鉄東西線浦安駅から直で行きたい場合には、東京ベイシティバス12系統舞浜リゾート線（東京ディズニーシー・リゾートホテル・舞浜駅行）に乗車することになるんだけど、本数も少ないし（1OR2本/時）、わざわざ順天堂（病院）の方まで大回りするルートだから、あまりお勧めはできねえな。降車停留所はホテルオークラ・シェラトンホテルもしくはヒルトンホテル・東急ホテル、料金は230円らしい。
Location
	桃源郷の舞浜エリアは、さしずめ一切のギャンブル性を排除した日出ずる国のラスベガス。ディズニーの関連施設、リゾートホテル群といった非日常的空間以外の類は包み隠す着ぐるみタウン。実際は、東隣に総合体育館、屋内水泳プール、サッカー場、野球場（ウナギイヌが自主トレで場外弾を放ち、車の窓ガラスを割っちゃった）を併設された浦安運動公園があったりするんだけどね。都市計画でおそらく意図的に、住宅地との間に鉄鋼団地と呼ばれる工業地区を挟み、二律背反した浮世離れと生活感を見事に隔絶させている。生活エリアとなる今川・富岡・弁天・入船は、密かに話題の閑静な新興高級住宅地。MYカリスマも自宅を構えているように、有名人が結構住む千葉の田園調布だったりする。マンションが立ち並ぶ明海、日の出地区のシンボルロード沿いに植えられたパームツリーが、フロリダ的な南国情緒を演出する、リアルシムシティーって感じな近代的街並み。それもそのはずで、浦安市と米国フロリダ州オーランド市が89年10月から姉妹都市提携を結んでるんだと。俺的には新浦安駅にプチ新横浜駅的にほいを感じる。これよりボクシング会場紹介ページの趣旨からおもくそ逸脱した裏情報。TDLにしろ、NKでLIVEなり格闘技観戦後に、ちょっと一発一服しに休憩したいと思っても、オフィシャルホテルは手が出ないという貧乏なエロテロリストのおまいら。R357（下り線）沿い、浦安インター出口近く（立体交差の先で、ローソンとバッティングセンターの手前）の「CHAT」は建物も新しくて、料金も一般的で結構イイよ。チェックイン時にジュースサービス付き。友達が窓際で立ちバックしているカップルを目撃したっていってたから気をつけろ。近隣だと同じR357沿いで行徳警察の隣（上り線）の「マリオン（千鳥町＝市川塩浜）」かな。でも料金割高。土曜に宿泊して16Kくらいだったし。正直に告白する。「マリオン」は俺が連れ込み宿チェリーを卒業したトコだ。でも今考えると、あの料金なら、幕プリくらい泊まれたな。経験不足とはいえ、相場は知っておくべきだった。他には葛西、西葛西にその手の宿泊施設はあるよ。
Shopping　★★☆☆☆
	なんちゃって東京都浦安市オリエンタルランド区という特別区的な場所柄、コンビニ不毛地帯なのは言うまでもない。1階コンコースに4箇所設置された売店には、おにぎり（おかか&シャケ、200円）、ピザキッシュ（200円）、ダニッシュペストリー（500円）、サンドイッチ（600円）、ポテチ（300円）、プリッツ（400円）程度しか用意されていない激(´・ω・`)ショボンヌな品揃え。おまいらに貧民に食わす飯などないと言わんばかりに。ジンジャー、カルピス、コーヒー、コーラ、アイスティー、カルピス、麦酒（600円）、2階コンコースにもキリン（アミノサプリ、小岩井リンゴ、生茶、生ウーロン、午後ティーロイヤルレモン、ボルヴィック）とコカコーラ（まろ茶、アクエリ、森の水だより、TADAS、爽健美茶、Gooリンゴ）のペットボトルの自販機も備え付けられていて、やたらとドリンクだけは選択肢が膨らむのが、逆に腹立たしい。ひもじい思いを避けたければ、舞浜駅構内の「NEW DAYS」で食料を確保しておくのが無難。ピアリの中に成城石井（スーパー）もあるにはある。 昼興行終わりに、そのまま夕食にありつきたい時は、ピアリに駆け込めば、フレンチ、イタ飯、中華、今半（しゃぶしゃぶ）、アニエス、ポールスミス、ティファニー、4℃、スタージェエリー、コムサ、ラブラドール・レドリバー、ステューシー、新星堂、ムラスポ、てもみんetc、大抵のものは取り揃えられてるはず。基本的には気にしちゃったら、美味い食事も喉を通らなくなる値段だな。ベラボウに高くもないけど、かといって気軽で手頃でもねえな。野郎同士や一人で行ったら、その空気と置かれている立場にベッコンベッコンに凹まされるのがオチ。悪いことは言わねえから、パークスクエアのサイゼリアにしとけ。もしくはやなぎ通り沿いのマルバ（ラーメン屋）。おまいらに俺の味わった辛い思いはさせたくないんだよという親心だぞ。アレ？SPAさん、一人ピアリしちゃいましたか。ﾉｼ
Mood　★★★★★
	パルテノン神殿をモチーフにしたと思しき外観に、正装に身を包んだブルジョアが泊まりそうなホテルや結婚式場を思わせる煌びやかな内装は、拳闘並びに格闘技会場の格式としてはピカイチなのにも関わらず、職業拳闘開催実績は、俺が知る限り96年11月のジョージ・フォアマン戦（JBC非公認）と02年2月の崔堯三-山口真吾のWBC世界L・フライ級タイトルマッチの僅か2興行のみ。敬遠される全ての理由は、交通事情と立地なんだよねぇ。プロレス界でもNKホールは集客に悩まされる会場という定評だったし。NKの弱点は、駐車場の眼前にあるTDSのボルケーノ系の建物と、シンデレラ城、スペースマウンテン（TDL）の白い屋根を目撃した瞬間に、戦慄の負け組電流を体内に走らせることだな。場所柄、どうしてもTDLで遊んでいる奴らって、幸せなんだろうなと無駄に考えさせられてしまうのさ。もちろん俺だって何十日も前から、この日が訪れるのを首を長くして待ち侘びていた訳で、会場で拳闘（格闘技）観戦しているこの瞬間に、最上の幸せを感じてはいるんだけどね、それだけじゃ片付けられない得体の知れない何かが去来するのは確かなんですわ。だけど、浦安には何かと縁も思い入れも俺には、それ以上にテンションを昂揚させられる地でもあるんだよね。学生時代、よく昼休みにN.Kホールに車を横付けして、リクライニングを倒してマタ〜リとカーステレオを聴いてたなぁ。まだベイサイド・ステーションなんて駅は存在しなかった頃の話だけどね。わざわざ電車で行く気にはならないけども、車ならばウチからのアクセスも至便だし、会場の雰囲気も良いから、個人的には職業拳闘で頻繁に使用して欲しかった。TBSで当日深夜に録画中継されたフォアマン戦では、放送席が何故かリングサイドではなく2階スタンド内に設けられて、場内に物悲しく響き渡る実況の朝岡さんの声が、寒々しさを増幅させてたよなぁ。朝岡さんに罪があるんじゃなくて、天下のビックジョージの晴れの舞台で、どうして実況の声が聞こえるんだという、興行主に対しての憤りだな。
Personality　★★★★☆
	パンクラスの聖地NKホールのN.Kとは一体、何ぞやと疑問にお答えしましょう。企業名の略称なんだな、これが。その企業に関しては、諸説あってウィキペディアで調べると日本火災海上保険（現・日本興亜損保）のNihon Kasaiの略。もう一つは日本鋼管で、これは04年11月7日のパンクラスN.Kホール大会の公式プログラムに掲載されていた。ちなみに現オーナーは第一生命。 年末恒例の「Nステスーパーライブ」（テロ朝）を代表に、「HEY!HEY!HEY!」（ホリエモンTV）、「1億3000万人が選ぶベストアーティスト」（日テレ）など音楽番組の公開放送の収録会場として、使用されることが多かったのも特徴の一つ。そういや「いつかまた逢える」の第1話の最初のシーン（マシャ兄ぃと桜井幸子がボローニャ歌劇団公演で遭遇するシーン）でも使われてた。またTDRのキャスト・サテライト（アルバイト面接）会場としても有名。アルバイト雑誌やフリーペーパーにもしょっちゅう広告を出してたしね。
Hospitality　★★★★☆
	蹄鉄型劇場は、キャパ的にも大きくもなければ小さ過ぎもしない、オパ〜イの大きさでいえばCからDカップ辺りのお手頃サイズなので、2階スタンドからもリングが至近に感じられ、観戦ビューは極めて良好。オーランド・カニザレス（元IBF世界バンタム級チャンピオン）やトミー・モリソン（元WBO世界ヘビー級チャンピオン）の顔もバッチリ拝めたよ。むしろLIVE、コンサートではステージ側に見難いポイントが発生しそうだけど、リングがアリーナ中央に設置される拳闘や格闘技に関しては、全てのアングルにお墨付きをつけられる。尤も今後、N.Kホールで格闘技イベントが開催されることはねえだろうけどさ。クッション性に富み、木製の肘掛付の高級志向な座席にも、気品と格調が感じられて、全体的にかなり見易い会場と言えるんじゃねえかな。アリーナ席もステージ逆側には傾斜の緩い雛壇が設置されるしね。客足も疎らで入りも六分程度の糞寒い有明（コロシアム）で興行を打つくらいなら、キャパも手頃で暖房も行き届いたN.Kを重用して下さいよ、大橋（秀行）会長って今更訴えても遅えか。 備品系では、LIVE等で遠征してくるワンフー（死語）も多いせいか、2階トイレ横のコインロッカーに設置されているのは、なかなか気が利いてるね。
Cleannness　★★★★★
	どんなに内装や外観が豪華でも、トイレがそれに見合ってなけりゃ、激萎えさせられるけど、ホテルやデパートにも見劣りしないトイレの清潔度にはケチのつけようなし。2階のトイレは端っこの2箇所に設置。男子用は小便器13台、個室4室、洗面シンクも充分な数に備え付けられ、スペース的にもゆったり。もちろん小便器はセンサー付き。障害者用トイレも1階にアリ。

（05.4.10 UP）